2025年4月13日

私たち川岸女声コーラスでは、定期演奏会ごとにタイトルを自分達で決めていて、今回は「生きるって」でした。
自分にとって生きるってとはなんだろうと考えながら歌った団員も多かったかと思います。
当日、雨と風が吹く中、多くの皆さんにご来場いただきコンサートは始まりました。
まずはお馴染みの団歌から。「俺は絶対歌わんぞ~♪」の男声の演奏もあり、さあ、これから始まるんだなあ♥と胸は高鳴りました。
第1ステージは、アンサンブルを更にやってみたいという川女メンバーで構成された「プティトゥリヴィエール」のステージでした。
お互いの声の響きを確かめながら練習した「沖縄子ども遊び歌」から四曲。
最初は外国語のように感じられた沖縄の言葉に苦戦しながらも、次第にその響きやリズムを楽しめるようになっていました。
聴衆の皆さんからもリズムが面白かったという感想もいただきました。
第2ステージは11女全員で歌った「アラカルト」でした。「アリラン」「アメージング・グレース」「さくら」など、曲調もリズムもさまざまで、英語の歌詞もあり、その曲の世界観や風景を表現することは大変でしたが、少しずつそれぞれの曲を楽しめるようになった気がします。
休憩を挟んでの第3ステージは、初めての方はびっくりする男声合唱でした。
川女メンバーの家族を中心に結成されていて、「俺は絶体歌わんぞ」と歌った男声陣がしっとり歌いました。
少ない練習時間で仕上げてきた男声の皆さんに、川女メンバーも拍手でした。
第4ステージはその男声と、混声を楽しみたい川女メンバーが歌い上げた混声合唱でした。
谷川俊太郎さん作詞の「祈ってもいいだろうか」など3曲を歌いました。
混声らしい響きを大切にしたいと歌い、結果その響きを楽しみながら歌えたと思います。聴いて下さった皆さんもそうであったらうれしいです。
第5ステージは川女メンバー全員で、組曲「女声合唱とピアノのための組曲みやこわすれ」を思いをこめて歌わせていただきました。
「薔薇のかおりの夕ぐれ」「はつかそう」「すみれ」「みやこわすれ」の4曲で、千原英喜先生が作曲なさった世界を私たちなりに表現し、聴衆のみなさんにそれをお伝えしたいと、長い時間をかけて練習しました。
歌いはじめの発声や強弱の表現、言葉一つ一つをきちんとひとつのまとまりある言葉として表現する、などなど気を付けなくてはならないことは山ほどありましたが、今できる精一杯の演奏ができたかな?できたとしたらいいなと思っています。
すべての演奏が終わり、聴衆のみなさんの暖かい拍手を聴きながら、やり終えた満足感に包まれました。ありがとうございました。
これからも、歌で少しでも楽しい時間を作り出せるようにみんなで歌っていきたいと思っています。
