2017.10.18
久しぶりに秋晴れとなった10月18日に川岸女声コーラスのメンバー6人で「第23回八ヶ岳合唱フォーラム」の合唱講習会に参加してきました。
作曲者から直接歌唱指導をしていただける貴重な機会で、毎年メンバーの誰かが参加しています。今年は8年ぶりに松下耕先生でした♪
まず、いつも年齢を全く感じさせない岸信介先生による発声練習でした。なかなか歌える状態にならない私たちを、岸先生はあの手この手でご指導(誘導?) してくださって……
さあ松下先生のご登場です。
先生は、足を痛めていたため座ったままの指揮で、時々「立って指揮が出来たらこう振るのですが」などとおしゃっていました。早く良くなりますように。
最初に「たおやかな詩」の中の「庭木」のご指導から。
「この曲集の5曲の中で、この曲はある意味“アート”」
「普通の朝を迎えたが庭木の手入れの時にハッとした・・・それをこのピアノが表している」
「日本語は状態を表している。例えば、雪はなぜYUKIというか?それは雪を押さえると最初にYUというから」
「歌詞は深読みしよう!」
などなど、楽譜をそして書かれている詩を読み込むことの大切さを、改めて深く伝えてくださったご指導でした。
その後、「たおやかな詩」の4曲、さらに「喜びの中で書き終えることができた」と先生ご自身で書かれていた「三つの詩編」の中から「主は私の羊飼い」を、
さまざまなエピソードを交えながら歌唱指導して下さり、私たちは音に包まれながらとても素晴らしい時を過ごすことができました。
夕暮れが迫る八ヶ岳高原音楽堂の舞台に参加者全員が立って、松下先生の指揮で全曲を歌い、楽しかった合唱フォーラムは修了しました。
黒いシルエットになった山の稜線を眺めながら帰途につきました。音楽の奥深さを感じ、自分はまだまだだなあ、また来年も参加したいなという思いと共に。